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初任給30万円について考えてみる

Jan 14, 2025

皆さま、こんにちは。

年明けから大企業が30万円を超える初任給に引き上げ、人材獲得競争についての記事を毎日のように目にするようになりました。

私のブログを見てくださり方は、

就職氷河期を乗り越えた方も多くいらっしゃると思うので

羨ましく感じる方も多くいらっしゃるでしょう。

 

『初任給引き上げ30万円台続々 人材獲得競争が激化 大手企業』を読む

 

厚生労働省が発表する「令和5年賃金構造基本統計調査」によると

大卒の初任給は約24万円。

大学院卒業の初任給は27万6000円。

 

明らかに各社が掲げる初任給は新卒者にとって魅力的ですし、

少子高齢化の日本では、企業規模に限らず人材の獲得に必死です。

 

各社の発表は、初任給にフォーカスをしていますが、

一番支出が増える40代や50代になった時のシミュレーションは出ておりません。

 

キャリアアップを求めて人材の流出も考えていると思いますが、

実は会社に忠誠心を持ち働き抜くという終身雇用も雇用を守るためには大切な制度ですので

社長の私は、この採用された学生さんの40代や50代の給与はどうなるのだろうか?

ここが気になります。

 

現在は終身雇用と聞くと評価の低い人が会社に残るというイメージもあるようですが、

長く勤める人には知的な経験が豊富にあるため、決して評価が低い人の選択ではありません。

むしろ、知識と経験を持つ40代や50代を求める企業もあります。

 

私がここでお伝えしたいことは、

初任給の高さでで競うのではなく、

企業は仕事にやりがいを感じる制度と仕事をつくることが急務だと言うことです。

 

また、人は安心と安全を心理的に感じるから挑戦できると私は考えるので、

より挑戦できる土壌をつくるために

40代と50代に入った時のシミュレーションを示すことが大切でしょう。

そして、どのように彼らの知識と経験を企業が知的財産として蓄積するのか?

ここが気になるところです。

 

「アメリカでは、大卒や大学院卒者で初任給が1,000万円を超える会社もあるでしょう?」

このような意見をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

アメリカは大学や大学院で学んだこととキャリアが直結しますので、

十分な知識があり、プロとして働き結果を出すことを前提として提示されます。

成果が出なければ去らなければいけないことも多々あります。

 

しかし、日本の場合は大学や大学院で学んだことが仕事と直結しない場合も多くあり

教育に時間をかけ、初年度から大きな成果を求めずにゆっくり育てると言う違いがあります。

 

初任給の高さだけでなく、

自分の使命を感じること、仕事でやりがいを感じられる企業を学生さんには選んで頂きたいですね。

 

#社長

#初任給

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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